私が最初に買った車はBMW1シリーズでした。F20の120i。2015年式、垂れ目から後期フェイスに変わってすぐ、エンジンは前期と同じといういわば中期モデルでした
FRに拘り続けたBMW、次のモデル（F40型１シリーズ）からはFFになってしまうため、Cセグメント最後のFRということでお馴染みのF20。当時の私はFRもFFもよくわからないくらい車について無知でしたが、最後ってことはなんか貴重っぽいし、お手頃だし、BMWだしってことで選んだのがこの車でした。
購入した当初はBMWに乗っているという満足度だけでウキウキだったのですが、やがて気づいてしまいました。
う、運転が楽しい！
そう、BMWのキャッチフレーズである駆け抜ける喜びを知ってしまったのです。
これまで、若い時に親から譲ってもらったパジェロJrからセレナワゴンに乗り換え、しばらくのブランクののちにカーシェアでいろんな車種を乗ってきたのですが、この感覚は初めてでした。
用事もなく運転をしているのが、楽しいんです！
軽く踏むだけでショックなくサラッと上がって行く速度、思った通りに曲がるハンドリング。
決して高級なスポーツカーではない、BMWのエントリーモデルである1シリーズなのに、私のことを駆け抜ける喜びで調教してくれたのがこの120iでした。
エントリーモデルとしましたが、本当にボトムのモデルは118i。私が（その差もよくわからず）買ったのは118iと同じエンジンを設定でチューンアップし、内装等が豪華になった120iというマニアックなモデルだったのです。
そのせいもあってなのか、とにかくよく走る車でした。スイスイと加速してクイックに曲がっていく
本当に楽しく、車の運転の楽しさというのに目覚めさせてくれたのが、この120iだったのです。
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